第4章 イエメンの新市街のお宅へ訪問! [イエメン]
→ 第1章 イエメンってどんな国?
→第2章 イエメンの高層住宅の中はどうなっている?
→第3章 イエメンの旧市街のお宅へ訪問!
次に新市街の住宅を拝見です。
新市街の家は鉄筋コンクリートで作られた家が多いです。旧市街の家に比べ土地は広く、1〜2階建ての低層住宅が目立ちます。ほとんどの家が1世帯で住んでいました。親戚は近所の別の土地に家を所有して別々に暮らしている事が多いそうです。
今回お邪魔した家は1980年代に建てられた賃貸住宅です。夫婦と4人の娘の単世帯の家族です。
・1階平面図
①倉庫 ②キッチン ③バスルーム ④トイレ(来客用) ⑤ディーワン(来客用) ⑥寝室(父)⑦リビング ⑧ヘジュラ ⑨寝室(母) ⑩寝室(娘) ⑪ディーワン(家族用)
玄関から入るとまずヘジュラがあり、来客用のディーワンとトイレがそれぞれつながっています。ヘジュラより奥は住居部分になっており、中が見えない様に擦りガラスで隔てられていました。
住居部分はリビングを中心に各寝室へ行ける配置になっています。日中過ごすリビングは窓がないため外から覗かれる心配はありません。また、寝室は就寝の時にしか使わないため、カーテンはしめたままです。
リビングと各部屋を繋ぐ扉の上にはカマリア窓があり、昼間は寝室から間接的に外の明るさをリビングに取り入れ、夜はリビングの明かりを寝室に取り入れることが出来ます。
寝室にはベッドやクローゼットなどの家具がありました。
キッチンの横には倉庫があり、食料庫となっています。倉庫には裏口と屋上へ上がる階段があります。
家族用のディーワンは昼間子供たちがTVを見たり、お茶をする部屋として使われています。
・断面図
・立面図
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→次、イエメンの旧市街・新市街の住宅の共通点・変化とは?
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